・好きな人の真似をしてたらうざがられた!
恋愛心理テクニックについての解説記事を見ると、必ずと言って良いほどに登場するのが「ミラーリング効果」です。
「ミラーリング効果」とは「人は意識的にしろ無意識的にしろ、自分と似た人や物事に親近感を抱きやすい」という心理を応用したテクニックになります。
もちろん恋愛においてミラーリングは効果的に好きな人の好感度を上げることができますが、使い方を知らず無闇に乱用すると相手にバレバレの動作となり、かえって逆効果となることも多いのです。
そこで今回は「本当に使えるミラーリングの使い方」について解説していきますので、是非この記事のテクニックを活用してみて下さいね!
▼▼本記事のコンテンツ内容▼▼
・こんなミラーリングの使い方は厳禁!
・ばれてもOK!!有効的なミラーリングの活用法とは!
▼▼その他のテクニックを知りたい人はこちら▼▼

目次
好きな人にバレバレのミラーリングとは!?

自分の使い方を見直してみよう!
相手と同じ動作をそのまま真似る

ミラーリングでよく聞くのが、「相手の動作を真似すれば良いじゃないの!?」「相手と同じタイミングで飲み物を飲んでたら不審な顔をされた!」と典型的な失敗をしてしまう人がいます。
- 相手の話し方や表情を真似する。
- 相手が足を組めば、自分も足を組む。
- 相手が足を組み替えた時、自分も脚を組み替える。
いくら好きな人の真似をすれば良いと言っても、ここまで露骨にやると不審がられてしまうのも当然ですね。
ミラーリングの本質はお互いに似た価値観や趣向を持つことが「同族意識」を持つことに繋がり、「この人とは仲間である」と心理的にポジティブな感情を抱くことになります。
そのため上記の失敗例のような安易な行動は仲間意識とはならず、むしろ「警戒心」を持たせてしまうことに繋がるのです。
相手の言葉をただただ返しているだけの会話

相手の動作を真似るのと同様に、相手の言葉をそのまま「繰り返すだけ」も失敗の典型例となります。
- 相手「あそこのクリームパスタ、すっごく美味しかったんだよ」
あなた「そうなんだ、すっごく美味しかったんだね」 - 相手「だから、今度はペペロンチーノも食べてみたいんだ」
あなた「なるほど、ペペロンチーノを食べたいんだね」 - 相手「・・・」
せっかく美味しい食べ物の話をしてるのに、なんとも味気ない会話となっていますね。
これは極端な例ですが、ここまでオウム返しをされると相手からは「話がつまらない」となってしまいます。
むしろ相手から「次はこれを食べてみたいんだ」と言ってくれてるのですから、そのままオウム返しで終わるのではなく、自分から「それなら一緒に行こうよ」とデートの約束を取り付けるチャンスを逃さずに掴み取りましょう!
効果的なミラーリングの使い方を解説!

無意識レベルで使えるように学んでいこう!
相手の感情をミラーリングする

ミラーリングにおいて最も重要なことは、相手の動作や癖といった視覚的な真似をするのではなく、相手の感情を自分に投影することなのです。
コミュニケーションでは「共感」が大事とも言われますが、相手が自分といて「心地良い」と感じる理由の1つに、この「この人は自分を受け入れてくれる」という心理が作用するのです。
そのため本当にミラーリングを活用したいのならば、相手の動作よりも相手の感情を自分に投影して返してあげることが重要になります。
- 相手「あそこのクリームパスタ、すっごく美味しかったんだよ」
あなた「そうなんだ、それなら他の種類もきっと美味しいよね」 - 相手「だから、今度はペペロンチーノも食べてみたいんだ」
あなた「ペペロンチーノ好きだから、私も食べてみたいなぁ!」 - 相手「それなら今度一緒に食べに行こうか!」
これで無事にデートの約束を取り付けることができました。
ミラーリングは何も相手の全てを真似することが本質ではないので、細かい言葉や言い回しが異なっても、「今あなたと同じ感情を抱いている」ということを伝えてあげれば相手は居心地が良くなるのです。
上手にミラーリングを継続できれば、相手は自然と「この人とは似てるし相性良いかも」と意識するようになり、好感度も上がっていきます。
相手の気持ちを代弁してあげるミラーリング

相手の感情をミラーリングして共感することが重要であると解説しましたが、もう一つのコツとして「相手の気持ちを代わりに要約してあげる」というミラーリングも効果的です。
活用例を見てみましょう!
- 相手「この前、上司に理不尽な理由で怒られちゃったよ」
あなた「それはむかつくよね、正当な理由もなく怒られるのは納得いかないよね」 - 相手「そうなんだよ!上司のミスなのに自分のせいにされて散々だったよ・・・」
あなた「わかるわかる!自分のミスは自分で対処してほしいよね!」
あくまで一例とはなりますが、まず初めに相手はちょっとした愚痴くらいの気持ちで話し始めました。
その後にあなたが相手の思っている気持ちの本質を「代弁してあげる」ことで相手は「そうなんだよ!」という気持ちになります。
そして更に踏み込んだ感情を開示してくれたならば、こちらも相手の抱いているフラストレーションを解放してあげる言葉を投げかけてあげることで、相手は「理解してもらえた」「受け入れてくれた」という心理状況になります。
大事なのは相手の感情をそのまま繰り返すのではなく、根底にある相手の気持ちを汲み取ってあげて代弁してあげることです。
特に愚痴や悩み相談などの内容は「こんなこと話して引かれないかな」という風に言いづらい人も多いので、しっかり相手に共感することが出来れば大事な相談相手としてのポジションを確立することもできるでしょう。
相手の会話のペースをミラーリングする

次はより心理学テクニックらしさを出すミラーリングの方法です。
相手の感情をミラーリングすることを学んだ次の段階では、相手の話す声のトーンや会話のテンポをミラーリングしてみましょう!
よく会話はキャッチボールだと表現されることもありますが、このキャッチボールが上手くできずに「自分だけがボールを投げている状態」の人が圧倒的に多いのです。
相手が1つのことを投げてきたら1つのことで返し、相手が3で投げてきたら同じように3を目安に返すことで相手の会話のテンポをミラーリングすることが出来、相手にとって心地良い会話となります。
- 相手「バスケが趣味で、休日に運動がてらやってるんだ」
あなた「そうなんだ、バスケはいつから始めたの?」 - 相手「中学生の時からで、その時の仲間とよくやってるんだよ。」
あなた「中学の時の友達と今でも繋がってるの素敵だね、私も見に行きたいなぁ」 - 相手「それなら今週末、ちょうど集まる予定だから一緒に行こうよ」
重要なのは相手に返す時のリアクションで、次に相手がボールを投げやすいリアクションを返すように意識しましょう。
趣味の話が始まり、「いつ」「誰と」「どこで」といった内容は展開を広げやすい会話内容なので、相手のことを誘導してあげる会話を意識することで相手はテンポ良く会話を進めることができるでしょう。
ミラーリングを活用する時の心構え

有効的に活用するための心構えを理解しよう!
ミラーリングはあくまで付加価値であると意識する

対人関係において良好な関係を構築するためにミラーリングは有効的な心理学テクニックですが、ミラーリングだけで全てが上手くいくとは限らないことを意識しておきましょう。
対話状況におけるミラーリングが対人魅力に及ぼす影響では、ミラーリングの実験を行うことにより対人関係においての有用性を説いているものの、あくまで付加価値程度に認識することが大事であると結論付けています。
つまりミラーリングを使ったからといって絶対に相手に好感を持たれるわけではないし、使い方を間違えればかえって逆効果にもなり得るということになります。
重要なのは自分自身が相手に好感を持ってもらえるかの素養が備わっているのかを見直し、魅力的な人間性を培うことであると言えます。
大好きな人だからこそ「真似したい」ということ

- 「とりあえず好感度を上げるためにミラーリングを使おう」
- 「ミラーリングをしておけば間違いないんでしょ」
このような思考の人は心理学テクニックの考え方を改める必要があるでしょう。
冒頭で解説したように、ミラーリングとはお互いの共通認識を増やすことで仲間意識を芽生えさせる心理学テクニックとなるので、見え透いた打算や下心では本来の効果は発揮してくれない可能性が高くなります。
ミラーリングの本質とは「相手のことが大好きだから、相手と同じことをしたい」という感情からくるものです。
相手が好きなアーティストを聞いてみたり、相手の好きな趣味を自分も始めてみたりと、これらも全てミラーリングの1種と考えられます。
相手のことを大事に想うからこその気持ちがあれば、小手先のテクニックだけではなく、自然とミラーリングは行えるようになるのです。
ミラーリングの本質を考えて活用しよう!
今日のまとめ
- ミラーリングは相手の感情を投影することが重要!
- 小手先のテクニックに惑わされず、ミラーリングの本質を理解しよう!
いかがでしたでしょうか。
誰でも気軽に使える心理学テクニックだからこそ、間違った使い方で逆効果となっている人が多いのも事実です。
特に今回のミラーリングは代表的な心理学テクニックの1つとなるので、本質をしっかり理解して、有効活用して下さいね!
それではまた次の記事でお会いしましょう!
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