・審判のカードはどんな解釈ができるの?
太陽の世界を越えた20番目の大アルカナは【審判】のタロットカードとなります。
【審判】のタロットはキリスト教などのイメージも強い「最後の審判」がモチーフとなっており、これまでの行いの集大成と読み解くことができる大アルカナです。
今回の記事ではよくある相談内容ごとに【審判】のタロットが出た時の意味や解釈方法について解説していきます!
※この記事ではウェイト版のタロットカードを参考にしています。
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・タロットカード【審判】の意味を知ろう!
・審判の正位置、逆位置それぞれの解釈方法とは


目次
タロット【審判】の意味を知ろう!

タロットカード【審判】について
■正位置:復活、祝福、再生、再チャレンジ
■逆位置:警告、罰、消滅、暗闇、罪の償い
審判という言葉が意味するものとしてイメージしやすいのは「善と悪」を決定する裁判のようなイメージかと思います。
ヨハネの目次録ででは「大天使カブリエル」がラッパを吹くことで全ての死者を蘇らせたことから「復活」というキーワードも持つようになります。
そのため正位置では復活や再生といった意味合いで、これから新たな展開がおとずれることの予兆と言えますし、反対に逆位置では消滅や終焉を意味するようになります。
どちらにせよ1つの物事が終了し次の段階へ進むことを示唆するタロットとなるので、
今後の展開を占う重要なカードと言えます。
審判のタロットの絵柄について見てみよう!
【審判】のタロットについて着目する場合のポイントは主に以下の項目になります。
- ラッパを吹く大天使
- 天使は赤い羽根を持つ
- 蘇る青白い死者たち
- 向かう先には大波が荒れている
カードの中心では赤い羽根を持つ大天使がラッパを吹いています。
このラッパの合図をもとに死者たちは蘇り、最後の審判を受けようとしています。
この最後の審判ではこれまでの行いを認められ神の国へと入ることができるのか、はたまた生前の行いを咎められ地獄へ落ちるのかといった分岐点となります。
私たちが現代を生きる上でも日々様々な決断に迫られ、自分の行いを反省しながら生きています。
現代のストレス社会においては、まるで死んだような目をして日々を送る時期があったり、時には「幸せ」というものがわからず無為にただ生きているだけの人もいることでしょう。
ただ大事なのは「誰にでも大天使のラッパは鳴る」ということです。
そのラッパが鳴ったときに自分の準備ができていなければ神の国という明るい未来へたどり着くことができずに、みすみすチャンスを逃すことに繋がります。
そのためどんな状況でも腐ることなく、明るい未来を信じてやるべきことをしっかりやることが重要と言えるのです。
このことからも、
- 審判のタロットは新たな展開を予兆する大アルカナである
- 誰にでも審判のラッパは鳴るので、常に準備を怠るべきではない
という意味合いで解釈することが考えられます。
審判のタロットが出た場合には、これをチャンスと捉えて自分が生まれ変わるきっかけにすべきです。
物事に「遅すぎる」ということはないので、いくらでも自分次第で未来をより良いものへ変化させることができることを【審判】のタロットは示しているのです。
審判の正位置の意味

審判のカードが正位置で開かれた場合の基本的な意味はこちらになります。
再生。復元。復縁。復活。再婚。再開。再会。改善。覚醒。決断。結果。修復。合格。先祖。墓参り。仲直り。大事な節目。最後の結末。最終的な決断。
審判のタロットが正位置で開かれた場合には、今あなたを悩ませている状況が明るい方向へ転じることを示唆しています。
それは単純に自体が好転することもありますが、過去に挫折したことや諦めたことに関するチャンスが再度訪れて、リベンジのチャンスとなる可能性もあります。
大事なのはどんな状況でも諦めることなく根気よく取り組むことで道は開けてきます。
自分で自分に胸を張れるほどの努力を継続できれば、必ずや運命はあなたに明るい未来を届けてくれるのです。
審判の逆位置の意味

審判のカードが逆位置で開かれた場合の基本的な意味はこちらになります。
離婚。執着。挫折。離別。沈滞。固執。葬儀。悲観的。不合格。先祖供養。粘着気質。再起不能。悲しい別れ。最後の決断。物事の終結。望まぬ結果。
審判のタロットが逆位置で出た場合には、明るい未来への道は開かれず、望まぬ結果で終わることを予兆しています。
自分ではどうしようもならない状況で終わってしまうこともありますが、自分でも努力の方向性を間違えてしまったり、継続の意志を貫くことできなかったりと「原因は自分の中にある」という状況で挫折してしまうことも増えることでしょう。
自分本位で「自分は間違っていない」と頭でっかちになると失敗に直結するので、大事なのは周りの声に耳を傾けて、謙虚に地道に取り組みを継続することが重要であると言えます。
悩み別の審判の意味・解説を見てみよう!

タロットカード【審判】の大まかな意味や解釈について触れてきましたが、
実際に占いたい内容で太陽のタロットが出た場合にはどのような解釈をすれば良いのでしょうか。
ここからはお悩み別に審判のカードが出た時の意味について解説していきます!
恋愛関連での正位置の意味・解釈
恋愛関連を占う際に審判のタロットが出た場合には、基本的に
- 正位置:チャンスが訪れる、復縁の兆し、苦難を乗り越えるパワー
- 逆位置:過去に囚われる、関係性の消滅、望まぬ結果
と解釈することができます。
審判のタロットが正位置で開かれたならば、意中の人との関係に新たな展開が訪れることを予兆しています。
これまで頭を悩ませていたモヤモヤが晴れ、シンプルな思考で向き合うことができるので自分でも納得できる結果を迎えることができるでしょう。
片思い中や復縁を望んでいる状況でも、今一つ煮え切らなかった関係性に1つの区切りが訪れ次の段階に進む時期となるでしょう。
その結果が自分の望む結果かどうかは自分次第ですから、後悔のないように積極的に行動してみることをおすすめします。
審判が正位置で出た時の「相手の気持ち」とは
相手の気持ちを占いたい時に審判のカードが正位置で出たならば、相手はあなたとの関係性について思案している時期にいるようです。
基本的にあなたに好意を持っていることは確かなので、この恋愛を進めるべきなのか、もしくは結婚まで意識している場合もあるかもしれません。
まだ恋愛中にない場合には、あなたの積極性が相手への大きなアピールともなりますので、ここは攻めの姿勢を大事にしてみましょう!
きっと上手く関係性を深めていくことができるでしょう。
恋愛関連での逆位置の意味・解釈
審判のタロットが逆位置で出たならば、意中の人との関係性に終わりの危機が迫っていることを予兆しています。
あなた自身も関係性の終焉を予感しており、「仕方ない」と諦めの気持ちが芽生えているかもしれません。
審判が逆位置で出たならば何事にも諦めない意志が必要となりますので、これまで以上にアプローチをかけることが状況を打開することへの道となります。
中途半端な気持ちだとそのまま自然消滅となりますので、白黒はっきりつけるためにも自分がしっかり向き合うことを意識すると良いでしょう。
審判が逆位置で出た時の「相手の気持ち」とは
相手の気持ちを占いたい時に審判のカードが逆位置で出たならば、相手はあなたとの関係性に少し「窮屈さ」を感じているかもしれません。
そのためあなたへの興味も失っていっている状況なので、このまま放置すれば関係性の発展は望めないまま終了となる可能性が高いです。
大事なのは相手の現状を受け入れた上で、寄り添うように心の距離を詰めていくか、これまで以上にコミュニケーションを取ることであなたの存在の大切さを教えてあげることです。
中途半端が相手にとって最も「大きなお世話」と感じやすくなるので、メリハリのついた行動を意識することをおすすめします。
仕事関連での正位置の意味・解釈
仕事関連を占う際に審判のカードが出た場合には、基本的に
- 正位置:良い知らせが届く、節目の時期、能力が認められる
- 逆位置:やりがいを見失う、空回り、中途半端
と読み解くことができます。
仕事関連の悩みで審判のカードが正位置で出た場合には、思わぬチャンスが舞い込んでくる予兆と言えます。
大きな仕事を任せられる話が届いたり、重要なポジションを任命されたりと、今の仕事において次のステージへと進む時期に入っています。
この結果はあなたがこれまで地道に頑張ってきた成果の集大成とも言えるので、ここで横柄になったり天狗にならないよう周囲への感謝を忘れずに継続して取り組んでいきましょう。
仕事関連での逆位置の意味・解釈
仕事面の占いで審判が逆位置で出た場合には、今の取り組んでいる仕事において低迷期に入っていると読み解くことができます。
そもそものやりがいを感じられないためエネルギーが上手く発揮されず、そのことからも周りからの信用を失うことに繋がるでしょう。
中途半端な気持ちで取り組むと全てが空回りとなって自分も疲弊してしまうので、地に足をつけて1つ1つしっかり取り組みを進めることが状況を打開するきっかけともなります。
金運関連での正位置の意味・解釈
金運関連を占う時に審判のカードが出た場合には、基本的に
- 正位置:再起のチャンス、臨時収入、積極的な投資は吉
- 逆位置:タイミングを失う、情報不足、千代地区に向かない
と読み解くことができます。
金運関連で審判のカードが正位置で開かれた場合、お金に関する運気はまずまずと言えるでしょう。
長く購入を迷っていた物などがあれば、これを機に思い切って購入してみると運気の流れがさらに良くなるかもしれません。
お金を使う時は「より良い生活のため」という目的意識をはっきり持つと、無駄な出費とはならずに済むでしょう。
金運関連での逆位置の意味・解釈
審判のカードが逆位置で開かれた場合には、お金を使うタイミングに恵まれない時期が続きそうです。
購入を検討している間に売り切れてしまったり、間違った情報に流され無駄な買い物をしてしまったりと、自分の判断が正しく作用しない時期とも言えます。
自分で使えば使うほどあまり良くない結果となりやすい時期なので、気持ちを切り替えて一気に貯蓄を頑張る期間にするのもおすすめです。
そして時期を待って運気の流れが向いてきた時に、思いきり自分に投資できるように準備を進めておきましょう!
タロットストーリー【審判】編
ついに審判の時が訪れた。
目の間に鎮座する大天使の呼笛に呼応するように、
1人また1人と大天使による審判の時を持っている。
これまで数多くの地と踏破し、
沢山の人物と交わりを持ってきた。
自由気ままに旅を始めたあの頃と今とで、
私は何か変わっただろうか。
いざ、私はどんな運命も受け入れようぞ!
そして自分の生涯に誇りを持つのだ!
出典:『イノ太郎のフールズストーリー~審判編~』より
その他の大アルカナの意味・一覧はこちら
他の大アルカナの意味・一覧はこちらにまとめてあります!

今日のまとめ
- 審判のタロットはターニングポイントを示唆する
- 中途半端では機を逃す、思い切った行動をすべし
いかがでしたでしょうか?
審判のタロットが出た場合、良くも悪くも「次のステージ」へと進む予兆を意味するカードとなるので、その結果をより良いものとするにはたゆまぬ努力が必要と言えるのです。
他のカードとの関連性も理解することで、タロット占いをより楽しめることができますので、別カードの解説記事も読んでもらえると励みになります。
それではまた次の記事でお会いしましょう!

